Windows2000ブータブルCD作成記


<前書き>

 訳あって、Windows2000Professonalをインストールしたのだが、ブート出来ないCDのため起動FDを作成してのインストールを実行した。
 この起動FDが曲者で、HDDをうまく認識しないのである。Soket370の初期モデルで、原因不明のため、試行錯誤で、何十回とインストールを繰り返した。
 何とか、インストール出来たのだが、今度はネットワークがおかしい。
ふと、PCがおかしいのではと思い、別のPCで実行すると、これもまた、HDDをうまく認識しない同じ現象が起こる。ここでFDDインストールは何らかの障害があると判断した。そこで、ブート可能なCDを作ることとした。
 ブートできるWindows2000ProfessonalのCDは無い。しかし、Windows2000Seveなら持っている(なんじゃそれ...)。これで、出来ないかと思い立ち、実行した次第である。
結果は、成功。
以下、その方法である。

<作成>

●必要なもの
 ・Windows2000のCD(起動可能なもの)
 ・Windows2000のCD(インストル用ファイルが揃っているもの)
 ・CDRWin(試用版でOK)
 ・CDライテイングソフト(CDRWinでも可:但し試用版の場合1倍速でしか焼けない)

●STEP1 : Windows2000CDのコピー
 フォルダを作りそこへWindows2000のCDを丸ごとコピーする。
 <例>c:\Win2000J

●STEP2 : ブートセクターファイルの作成
 CDドライブに起動可能なWindows2000のCDを入れる。
 CDRWinを起動。


 [Extract Disc/Tracks/Sectors]を開く。(上左から3番目)
     Extract Mode : Select Sectors
     CD Reader : CDが入っているドライブ。
     Sector Selection : Start=20 End=20 Datatype=Data Mode 1 (2048)
     Image File Name : 保存ファイル名(例:c:\boot.bin)
 [START]で、c:\boot.binが出来る。


●STEP3 : CDイメージファイルの作成
 [File Backup And Tools](CDRWinの上左から4つ目)
     Backup Tool Selection : Build an ISO9660 Image File
     Directory or Filename : c:\Win2000J を add
     File Backup List のチェック: Long Filenames (Joliet)、Recurse Subdirectories、Inlcude Hidden Files、Inlcude System Files
     ISO9660 Image File のImage Filename : 保存ファイル名(例:d:\w2k.iso)
     ISO9660 Image File のチェック : Disable Version Numbers

[Advanced Options]ボタンを押す。
     Volume Descriptorタブ : Volume LabelにオリジナルCDのVolume Label

     Bootable Diskタブ :
          Make Bootable Disk
          Media Emulation Type = Custom
          Image File Name = c:\boot.bin
          Developer Name = Microsoft Corporation
          Load Segment = 07C0
          Load Sector Count = 4


 [START]で、c:\w2k.isoが出来る。

 後は、CDRライティングソフトで、このisoイメージを焼く。

<あとがき>

個人的なメモでした。
ちなみに、ネットワークが遅いので、一部サービスを停止しました。